ネズミ真っ二つ事件
グロテスクな表現がある故、危険な人は今すぐ引き返せ!!
そう、あれは小学生時分。
PrettyでNaughtyでCutestだったあの頃。
ある日の朝、学校へたどり着くと玄関前がにぎやかだった。
カイジばりにザワザワしている。
やじ馬よろしく、自分もその輪に加わり、皆の注目を浴びている物体に目をやる。
「っ!?」
こんなことってあるだろうか。
目の前には死体だ。
ネズミの死体が横たわっている。
ただ横たわっているんじゃない。
真っ二つだ。
文字通り、真に半分に切り裂かれているのだ。
切り口は驚くほどきれいだ。
ネコなどにやられたらこんなきれいな切り口にはならないだろう。
人間の手によるものであることは明らかだ。
切り裂かれた体からは、すべての臓器が丸見えだ。
理科室の人体模型を思い出す。
ひとつ奇妙な点に気づく。
血が出ていない。
付近に血の跡もない。
妙だ・・・。
死体をここに移動させた犯人は、どのようにこれを実現したのだろう?
まさかっ!?
キャトルミューティレーション!?
いや、チュパカブラかっ!?
くっそぉー。
やつら、ついにここまで来たのか。
この町の平和は私がマモル!!
のような妄想を抱きながら教室へ移動。
あれだけ衝撃的な事件でも、血気盛んな子供にとっては、目まぐるしく駆け巡る日々のほんの一部のメモリ。
中休み、昼休みにはすでに話題にも上がらず、皆全力で遊ぶ。
意外だったのは、朝の会や帰りの会で、教師がこのことに一切触れずに1日が終わったこと。
そして、次の日には、すでに過去の出来事としてこの事件は完全に忘れ去られることになる。
そう、あれは小学生時分。
PrettyでNaughtyでCutestだったあの頃。
ある日の朝、学校へたどり着くと玄関前がにぎやかだった。
カイジばりにザワザワしている。
やじ馬よろしく、自分もその輪に加わり、皆の注目を浴びている物体に目をやる。
「っ!?」
こんなことってあるだろうか。
目の前には死体だ。
ネズミの死体が横たわっている。
ただ横たわっているんじゃない。
真っ二つだ。
文字通り、真に半分に切り裂かれているのだ。
切り口は驚くほどきれいだ。
ネコなどにやられたらこんなきれいな切り口にはならないだろう。
人間の手によるものであることは明らかだ。
切り裂かれた体からは、すべての臓器が丸見えだ。
理科室の人体模型を思い出す。
ひとつ奇妙な点に気づく。
血が出ていない。
付近に血の跡もない。
妙だ・・・。
死体をここに移動させた犯人は、どのようにこれを実現したのだろう?
まさかっ!?
キャトルミューティレーション!?
いや、チュパカブラかっ!?
くっそぉー。
やつら、ついにここまで来たのか。
この町の平和は私がマモル!!
のような妄想を抱きながら教室へ移動。
あれだけ衝撃的な事件でも、血気盛んな子供にとっては、目まぐるしく駆け巡る日々のほんの一部のメモリ。
中休み、昼休みにはすでに話題にも上がらず、皆全力で遊ぶ。
意外だったのは、朝の会や帰りの会で、教師がこのことに一切触れずに1日が終わったこと。
そして、次の日には、すでに過去の出来事としてこの事件は完全に忘れ去られることになる。
このことは、目まぐるしく毎日が移り変わる幼少時代にとって、ほんの一部の出来事だったのであろう。
この事件当日、真っ二つ死体の尻尾をつまみ上げ、ブンブン振り回したあげく、遠くへ放り投げた英雄がいたことは、私の記憶からいつまでも消えることはない・・・。
この事件当日、真っ二つ死体の尻尾をつまみ上げ、ブンブン振り回したあげく、遠くへ放り投げた英雄がいたことは、私の記憶からいつまでも消えることはない・・・。