足の裏に髪の毛入り込み事件
その瞬間は突然訪れた。
「イタっ!!」
休日、家の中を歩いていると、突如足の裏に痛みが走った。
親指の付け根付近。
歩くときにそこそこ負荷がかかる部分だ。
最初は、「足をひねってしまったかな?」くらいにしか思わなかった。
前日、仕事からの帰宅途中、駅から家までダッシュしたからだ。
しばらくすれば和らぐだろう。
そう思っていた。
ところがどうだろう。
ぜんっぜん良くならない。
痛みが引かない。
でも、痛いのは歩くときだけで、座っている分には問題ない。
とりあえず、そのまま様子見で休日を過ごし、翌日は仕事へ。
痛みを最小限に抑えるため、つま先で地面を蹴らないよう、
かかとだけに体重を乗せるイメージで歩く。
「歩き方にクセがある人だな」と思われること必至!!
仕事中は基本座っていたので問題はなかった。
定時になり、帰るとき少し期待したけど、やっぱり痛いまま。
だからと言って、帰らないわけにもいかないので、ちょっとクセのある歩き方で自宅に到着。
さすがに「ガマンの限界じゃっ!!」と思って、帰宅するやいなや足の裏を確認。
「っ!?、なんじゃぁ~こりゃぁ~。肉と皮膚の間に髪の毛が挟まっとるやんけっ!!」
そう。
たとえば、髪の毛が刺さるくらいなら経験ある人もいるだろうし、実際筆者も経験がある。
だが、今回はそうじゃない。
髪の毛が皮膚の下に入り込み、しかもそこに居座らんとばかりに少し渦を巻いている。
長さは直線にすると1cmくらいだろうか?
皮膚の上からはっきりと髪の毛だとわかる。
だが、解せない。
なぜなら、皮膚はきれいな状態で髪の毛が入り込む余地はないように見えたからだ。
一体なぜこのような状態に?
家の中を裸足で歩いたタイミングなのはわかる。
でも、一瞬で入り込むには長くないだろうか?
ここ最近でケガをしたり、皮がめくれたりしていた記憶はない。
つまり、時間をかけてそこに到達したとしか考えられないのだ。
「なってこった!!」
思わず叫んだね。
だってそうだろう。
現実でこんな不可解な現象にはめったにお目にかかれない。
Fantastic !!
だが、いつまでも感激に浸ってはいられない。
痛みの原因を排除しなくては。
映画なんかで、銃で撃たれたときに弾を取り出すときはこんな気持ちだろうか?
と考えながら摘出方法を考える。
どう考えても一旦皮膚をこじ開け、髪の毛を引っ張り出す必要がある。
どうする・・・?
・・・・・・、結論は出た。
針だ。
針を使おう。
針で皮膚表面の痛みを感じない部分にのみゲートをつくり、そこから髪の毛を引っ張り出すんだ。
いいかげん髪の毛と打つのがメンドイので、ここからはKMKとする。
思い立ったが吉日。
針を準備。
作業前に針をしっかり火で炙る。
基本だ。
慎重に皮膚をつついていく。
壮大なオペであったが、筆者の心は終始穏やかだった。
筆者には勝算があったからだ。
昔、指の薄皮だけに針を貫通させるという遊びをやっていた経験がここで役立つなんて・・・。
そして、その瞬間は来た。
絶妙な針さばきでKMKを取り出すためのゲートが開いた。
KMKをつまむ。
KMKを引っ張り出す。
術式完了じゃ。
あらためてじっくりKMKを観察するが、やはり、まごうことなきKMK。
光を当ててみたが・・・、やはりKMK。
床に落ちていたKMKと比較するが・・・、やはりKMK。
火をつけてみるが・・・、あっ!、燃えちゃった・・・。
KMKを取り出したあと、ゆっくり足を床に着け、指先に力を入れて歩いてみる。
「痛くな~い」
これが完全体・・・。
これが健康であることのしあわせ・・・。
すばらすぃ。
解き放たれしわが力、存分に発揮しようぞ。
今日はこれからジョギングだっ!!
すれ違う人にも笑顔であいさつできそうだ。
きっと、この喜びを分かち合えるに違いない。
すっきり解決。
ここらで、私のKMK奮闘記を閉じよう。
駅から家までダッシュした理由?
そうだな、強いて言えば、「風ば感じたかったけぇ・・・」、
ただ・・・、それだけ・・・。
「イタっ!!」
休日、家の中を歩いていると、突如足の裏に痛みが走った。
親指の付け根付近。
歩くときにそこそこ負荷がかかる部分だ。
最初は、「足をひねってしまったかな?」くらいにしか思わなかった。
前日、仕事からの帰宅途中、駅から家までダッシュしたからだ。
しばらくすれば和らぐだろう。
そう思っていた。
ところがどうだろう。
ぜんっぜん良くならない。
痛みが引かない。
でも、痛いのは歩くときだけで、座っている分には問題ない。
とりあえず、そのまま様子見で休日を過ごし、翌日は仕事へ。
痛みを最小限に抑えるため、つま先で地面を蹴らないよう、
かかとだけに体重を乗せるイメージで歩く。
「歩き方にクセがある人だな」と思われること必至!!
仕事中は基本座っていたので問題はなかった。
定時になり、帰るとき少し期待したけど、やっぱり痛いまま。
だからと言って、帰らないわけにもいかないので、ちょっとクセのある歩き方で自宅に到着。
さすがに「ガマンの限界じゃっ!!」と思って、帰宅するやいなや足の裏を確認。
「っ!?、なんじゃぁ~こりゃぁ~。肉と皮膚の間に髪の毛が挟まっとるやんけっ!!」
そう。
たとえば、髪の毛が刺さるくらいなら経験ある人もいるだろうし、実際筆者も経験がある。
だが、今回はそうじゃない。
髪の毛が皮膚の下に入り込み、しかもそこに居座らんとばかりに少し渦を巻いている。
長さは直線にすると1cmくらいだろうか?
皮膚の上からはっきりと髪の毛だとわかる。
だが、解せない。
なぜなら、皮膚はきれいな状態で髪の毛が入り込む余地はないように見えたからだ。
一体なぜこのような状態に?
家の中を裸足で歩いたタイミングなのはわかる。
でも、一瞬で入り込むには長くないだろうか?
ここ最近でケガをしたり、皮がめくれたりしていた記憶はない。
つまり、時間をかけてそこに到達したとしか考えられないのだ。
「なってこった!!」
思わず叫んだね。
だってそうだろう。
現実でこんな不可解な現象にはめったにお目にかかれない。
Fantastic !!
だが、いつまでも感激に浸ってはいられない。
痛みの原因を排除しなくては。
映画なんかで、銃で撃たれたときに弾を取り出すときはこんな気持ちだろうか?
と考えながら摘出方法を考える。
どう考えても一旦皮膚をこじ開け、髪の毛を引っ張り出す必要がある。
どうする・・・?
・・・・・・、結論は出た。
針だ。
針を使おう。
針で皮膚表面の痛みを感じない部分にのみゲートをつくり、そこから髪の毛を引っ張り出すんだ。
いいかげん髪の毛と打つのがメンドイので、ここからはKMKとする。
思い立ったが吉日。
針を準備。
作業前に針をしっかり火で炙る。
基本だ。
慎重に皮膚をつついていく。
壮大なオペであったが、筆者の心は終始穏やかだった。
筆者には勝算があったからだ。
昔、指の薄皮だけに針を貫通させるという遊びをやっていた経験がここで役立つなんて・・・。
そして、その瞬間は来た。
絶妙な針さばきでKMKを取り出すためのゲートが開いた。
KMKをつまむ。
KMKを引っ張り出す。
術式完了じゃ。
あらためてじっくりKMKを観察するが、やはり、まごうことなきKMK。
光を当ててみたが・・・、やはりKMK。
床に落ちていたKMKと比較するが・・・、やはりKMK。
火をつけてみるが・・・、あっ!、燃えちゃった・・・。
KMKを取り出したあと、ゆっくり足を床に着け、指先に力を入れて歩いてみる。
「痛くな~い」
これが完全体・・・。
これが健康であることのしあわせ・・・。
すばらすぃ。
解き放たれしわが力、存分に発揮しようぞ。
今日はこれからジョギングだっ!!
すれ違う人にも笑顔であいさつできそうだ。
きっと、この喜びを分かち合えるに違いない。
すっきり解決。
ここらで、私のKMK奮闘記を閉じよう。
駅から家までダッシュした理由?
そうだな、強いて言えば、「風ば感じたかったけぇ・・・」、
ただ・・・、それだけ・・・。