M.2 Key M

マザーボードのM.2スロットの種類を確認

自作PCでWi-Fiを使いたい場合、方法はいくつかあるがWi-Fiモジュール(無線LANカード)をM.2スロットに取り付けるか、PCI-Express(PCI-e)スロットに取り付けるかで悩んだのです。

最近のマザーボードには大体M.2スロットが標準で搭載されているらしい。
筆者のマザーボードもM.2スロット搭載なので、それなら省スペースのM.2用Wi-Fiモジュールが最適では?と最初考えたんだけど、ここで懸念事項が出てきたの。
それは、大体の人がイメージするSSD用のM.2スロットにはM.2用Wi-Fiモジュールは使えないという事実を今回の件で初めて知ったこと。

同じM.2なのになぜか?

これは、それぞれが対応しているM.2スロットの種類(Key Type)が違うからなんだって。
よく見かけるSSD用のM.2スロットは一般的に"Key M"、Wi-Fi用のM.2スロットは"Key E"で、検索して画像を確認すると実際にピンの欠けている位置が違っているのがわかる。

"Key E"のM.2スロットを搭載しているマザーボードは、「M.2 Wi-Fi」などと記載されたWi-Fi用のM.2スロットが目視で確認できるようになっているみたい。
記載がなかったり、搭載しているM.2スロットが1つなら、たぶんそれは"Key M"のSSD用M.2スロットだと推測できる。

取り付けるのはPCI-eスロットに決定

今回は、PCI-eスロットに無線LANカードを取り付けることにしたよ。
理由は、そもそも"Key E"のM.2スロットがなかったから。

"Key M"を"Key E"に変換するアダプタもあるみたいだけど、M.2用Wi-Fiモジュールはモジュールの他にアンテナも取り付ける必要があって、PCI-e用無線LANカードと総コストがあんまり変わらない。
それなら手間の少ないPCI-e用無線LANカードの取り付けでじゅうぶんと判断しました。